太平山龍蔵寺僧堂

太平山龍蔵寺僧堂

太平山龍蔵寺僧堂

概 要

用 途
集会場・ホール
所在地
丹波篠山市
管理主体
太平山龍蔵寺
設計者
株式会社アルプラン
施工業者
株式会社藤本林業所
完成時期
平成21年10月
工事種別
新築
主要構造
木造
木質の箇所
床、天井、構造材・扉
延べ床面積(㎡)
263㎡
建築面積(㎡)
226㎡
木材使用全量(㎥)
120㎥

その他の情報

建築の目的・経緯
龍蔵寺(上阪法山住職)は深山幽谷の趣きのある谷間に立地し、地元のみならず遠方から訪れる人も多い天台宗の古刹である。
前僧堂は平成8年の大雨による土砂崩壊で全壊したが、被災した森林を整理してできた丸太もあったことから、「物を大切にする」、「自然の恵みを活かしきる」精神で、前僧堂の古材等も活用して建設することとした。
平成17年1月から森林調査を行った結果、必要な木材は寺有林からすべて調達できることとなり、平成20年9月着工、21年10月竣工した。
建築物の特徴
僧堂とは僧の修行の場で、近代では座禅や写経をする参拝者の集いの場でもあるが、龍蔵寺の僧堂は、より多くの方々に利用してもらえるように、音楽会や演劇等も可能な空間、フローリング、バリアフリー構造、大きな窓、両サイドに広がるウッドデッキ等の特徴を持つ現代的な僧堂となっている。
「ひょうごの木」の使用状況
前僧堂の古材(ケヤキ、クス、クリ、地マツ、サクラ等)、欄間、襖絵も、建物に調和している
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