概 要 用 途 学校 所在地 丹波篠山市糯ケ坪89番地 URL https://yakami-el.sasayama.jp/ 事業名 篠山市立八上小学校木造校舎耐震補強工事 事業主体 丹波篠山市(教育委員会 学事課) 全体事業費(千円) 147,745千円 設計者 有限会社才木建築事務所篠山事務所 施工業者 荻野・上山特別建設共同企業体 完成時期 平成24年 12月28日 工事種別 改修 主要構造 木造 木質の箇所 床、壁・腰壁、柱、階段 建築面積(㎡) 1,850㎡ 木材使用全量(㎥) 470㎥ 上記の内、県産材(㎥) 264㎥ その他の情報 建築の目的・経緯 八上小学校は昭和12年の木造建築で、地域のシンボルであり、地域の人々にとって歴史的、心情的な想いを持つ木造校舎に対して、その保存を求める声が多く寄せられていた。平成20年6月に「地域防災対策特別措置法」の改正に基づき、学校施設の耐震診断が義務化され、同小学校では平成22年度に耐震診断調査を実施した。 その診断結果を基に平成23年度に耐震補強工事実施設計を、平成24年度に大規模木造校舎の耐震補強による保存改修工事が完了し、3学期から全面使用している。 建築物の特徴 ・補強概要 たすき筋交い増設4箇所、壁構造用合板片面補強149箇所、壁構造用合板両面補強50箇所、基礎補強372m、2階床面補強916㎡、腰・垂壁構造用合板片面、補強金物、屋根全面葺き替え(雨樋取り換え含む)、床下白蟻対策 ・ホールダウン金物と施工性向上 土台と柱脚部などの接合部は、柱の引抜きを防止するため、ホールダウン金物により補強し、筋交いの当たる箇所では、制作金物により施工性を高めた。 ・木造の腐食部対策等 縦樋付近や雨水が当たる箇所(土台及び各柱脚部などの腐食部)について、土台継ぎ及び柱継ぎの補修を施工した。 「ひょうごの木」の使用状況 同校木造校舎改装に使用した木材については、仕様書で全て県内産として全体で約470㎥で、そのうち市内産材約264㎥(56%)を外壁の下見板材や付け柱の化粧材に使用した。他の県産材は内装の床材及び腰板に使用した。
その他の情報
その診断結果を基に平成23年度に耐震補強工事実施設計を、平成24年度に大規模木造校舎の耐震補強による保存改修工事が完了し、3学期から全面使用している。
たすき筋交い増設4箇所、壁構造用合板片面補強149箇所、壁構造用合板両面補強50箇所、基礎補強372m、2階床面補強916㎡、腰・垂壁構造用合板片面、補強金物、屋根全面葺き替え(雨樋取り換え含む)、床下白蟻対策
・ホールダウン金物と施工性向上
土台と柱脚部などの接合部は、柱の引抜きを防止するため、ホールダウン金物により補強し、筋交いの当たる箇所では、制作金物により施工性を高めた。
・木造の腐食部対策等
縦樋付近や雨水が当たる箇所(土台及び各柱脚部などの腐食部)について、土台継ぎ及び柱継ぎの補修を施工した。