2025.08.22

「ひょうごの木」を考える

 「ひょうごの木」を考える 

そもそも「木」とはどんな存在なのか。

未来の山の姿を想像しながら木を伐る人、どうすれば無駄なく木を使えるか考えながら丸太を製材する人、人が心地よく過ごせるよう工夫しながら家や家具を作る人。普段の生活であまり知る機会のない職業ですが、ふとしたきっかけで日々の生活にその存在を感じることがあります。

裏山が崩れたことで山の大切さに気づいた酒蔵の女将、学生時代に森林について学んだことで珈琲焙煎でも木が使えると気づいた珈琲メーカーの社長、人々のご神木への想いに気づいた須磨寺の住職。きっかけは様々ですが、それぞれに木の大切さを知り、“想い”をもって木に関わり始めています。

『「ひょうごの木」Creation Base』では、今まで山や木に関わってきた人と、これから木に関わろうとする人とが、それぞれの“想い”を語り、「ひょうごの木」とは何なのか、その存在を考え続けていきます。

2024年8月19日にはじめてのミーティングを行い、様々な分野の方と「ひょうごの木」について話し合いました。『プロジェクト01「ひょうごの木」を考える』では、Vol.01〜Vol.06に分けて、この対話の内容を掲載していきます。


[「ひょうごの木」Creation Baseとは]

兵庫県では、令和6年度から林業・木材産業に関わる方と、酒蔵やイベント会社、アーティストなど様々な分野の方をマッチングすることで「ひょうごの木」×「音楽」などの新しい価値を生み出すとともに、「ひょうごの木」について話し合うことでブランド化を推進するプラットフォーム「ひょうごの木」Creation Baseを運営しています。


加藤貴章    樹でできた糸と布で「森をまとう」縁樹の糸の代表

小池陽人    YouTubeで人気の法話を配信する大本山須磨寺の寺務長  

高山祐輔    木のおもちゃ・こども家具(株)なかよしライブラリーの営業マネージャー

中務明子    木と自然素材にこだわった家づくり(株)宮下社員

能口秀一    木材コーディネーター育成にも取り組む製材所(有)ウッズ代表取締役

萩原英治    炭火での焙煎にこだわる萩原珈琲(株)の4代目

服部真俊    神戸市沿岸部で唯一残った製材所を継いだ(株)三栄の取締役

濱木大輔    酒づくりの技術・文化の伝承に取り組む(株)西山酒蔵場社員

松崎裕太    木育インストラクターで木製玩具等を販売する(株)松崎の取締役

みしまあきひろ 木や自然、循環をテーマに描くイラストレーターアーティスト

山下孝平    木製テントhitotoを製造販売する(同)大山井の代表取締役

有田佳浩    多くの企業の広報制作にも関わっている県広報プロデューサー

top